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「全身麻酔」と「鎮静」の違い


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※この記事は麻酔の内容が割とリアルに書いてあります。術前で不安になってしまいそうな方は御遠慮して頂いた方がよい場合もありますのでご注意ください(のりのり麻酔科医)


麻酔の基本知識。第一弾は「全身麻酔と鎮静(ちんせい)」です。


①「全身麻酔じゃないんですか?!」

手術を受ける多くの患者さんが気になるポイントは・・・


全身麻酔なのかなぁ?・・・眠っている間に終わって欲しいな・・・


だと思います。


術前回診の際、「下半身麻酔+鎮静でやりますよ」というと、あからさまに落胆の表情を浮かべて「全身麻酔にできませんか?」と言われる事がしばしばあります。


そこでこの記事では、「全身麻酔」と「鎮静(ちんせい)」という用語を覚えていただきたいと思います。


この用語を覚えて頂ければ、「え~!!下半身麻酔なんですか?!全身麻酔にしてください!!」という悲痛な叫びが、少しは減ると思うんです。



まず、難しいことはあんまり知りたくないなぁ・・・と思われる方は、かなり雑ですがこう考えてください。


「全身麻酔も鎮静もどちらも手術中は眠っているから大丈夫!!」ということです。


下半身麻酔でも「鎮静」を行えば、眠っている間に手術は終わってしまいます。恐れる事はありません。


なぜなら、ここでいう「鎮静」というのは、基本的には眠っていただくことだからです。


すると、「全身麻酔となにがちがうんだ?!」と思われるかもしれません。


たしかに両者とも眠ってしまうという点では同じです。


しかし、ふつう全身麻酔と鎮静とでは薬の種類や量が違ってきます。


そのためここもあえて雑にいうと、「全身麻酔はたくさん薬を使って呼吸もとめて、喉に管を入れて、人工呼吸器を使う麻酔。鎮静はちょっと手術中は眠っていてくださいね~という麻酔」です。


どうですか?どちらの麻酔がいいですか?


ボクだったら、ちょっと眠っててくださいね~の麻酔の方が怖くありません。呼吸を止めて喉に管を入れること自体に、頻度が少ないとはいえ合併症がないわけではないからです。


では、どうやってボクたちは麻酔方法を決めるのでしょうか?


②麻酔を決める上での原則


麻酔に限らず、すべての医療行為に共通する事ですが、「なるべく余計なことはしない」というのが基本です。


必要のない検査も必要の無い治療薬も、不必要な合併症や不足の事態をおこすおそれがあるからです。


麻酔もおなじです。局所麻酔でできる手術を全身麻酔でやるというは、明らかに余計な事をしすぎです。


普通のおとなが虫歯の治療をするのに、その都度呼吸がとまるほどの麻酔薬をつかい、のどの奥に管を入れ、人工呼吸器を使うというのは、やりすぎだということはご理解頂けるでしょう。


しかしこれが、局所麻酔では痛みがとれず手術時間もかかる抜歯であったり、じっとできない子供や、大人でもなんらかの障害でじっとできないかたの虫歯の治療では、全身麻酔をしたほうが「安全」だといえます。


同様に、手術の部位が足や下半身などに限定されている場合、基本的にはその部分だけ麻酔がきいていればよいので、余計な事をしないという観点から、下半身麻酔が選択されるのです。


全身麻酔は眠るくすりや鎮静薬、筋弛緩薬などの全身投与ですから、それだけ体に負担がかかるというイメージで良いでしょう。


しかしそうはいっても、ふつう手術を受ける患者さんは「寝ている間に終わって欲しい」というのが希望でしょうから、「安全」が確保されていれば「鎮静」を行って、手術中は眠って頂くのです。



②手術に最低限必要な麻酔


あなたが手術を受けるのに、これだけは絶対やって欲しい!!という麻酔は、おそらく「痛みをとる麻酔」だと思います。


かなり当たり前のことですが、重要なことですね。


「痛みをとる麻酔」というのは、「鎮痛(ちんつう)」といいます。


下半身麻酔は「鎮痛」です。後日説明しますが、硬膜外麻酔や神経ブロックというのも「鎮痛」です。


一方、全身麻酔というのは、この「鎮痛(ちんつう)」と眠ってしまう「鎮静(ちんせい)」が組合わさった物を言うのです。


そのため下半身麻酔のときは、可能な限り鎮静を行うのです。


痛みを感じず、手術中は眠っているという点で全身麻酔とおなじことになりますからね。


しかし、問題は下半身麻酔やその他の麻酔でも「鎮静」ができない場合もあるということです。


それはどういった場合なのでしょうか?


③手術中の快適さは二の次?!


手術に際して、やらなくてはならない麻酔の目的は、「安全に手術が行える状態をつくること」です。


どんな麻酔方法を選択したとしても、安全に手術ができないと麻酔をする意味がありません。


手術によっては、患者さんが気分が悪くならないか観察が必要だったり、手術中に会話が必要だったり、お腹に力をいれてもらうなど患者さんの協力が必要な場合があります。


この場合は眠っていると、「手術の進行」が妨げられてしまいますから、すくなくともその瞬間は鎮静はできません。


また、緊急手術等、胃にたべものが残っている場合も、鎮静がしずらくなります。


くすりで眠っているときに、嘔吐したばあい、咳をして気管のなかに食べ物が入らないような反射が抑制されてしまう可能性があるからです。


この場合は、「安全」が保てないので、鎮静ができません。


以上から、眠っていても手術の進行に影響が無く、患者さんの「安全」が確保される場合に「鎮静」が可能になるのです。


手術に「快適」さは必要だと思われますが、絶対に確保されなくてはならないのは、「安全」だということです。


④同じ手術なのに同じ麻酔にならない理由


これらに加えて、患者さんの基礎疾患や状態によって麻酔方法を決定するため、同じ手術でも麻酔方法が違う場合があります。


そのため、「うちの伯母が同じ手術を受けたときは全身麻酔だったのですが・・・」という疑問を頂く事があります。


基本的に麻酔はオーダーメイドだと思ってください。同じ病気でも、予定手術であるのか緊急手術なのかでも違いますし、手術の体位(横向きとかうつ伏せとか)でも変わってきます。


腰の手術をしていたり、出血をしやすいという理由で下半身麻酔が出来ない場合もあります。


同じように、「前回の先生は全身麻酔にしてくれなかったのよ」という患者さんがいましたが、どういう状況でそうなったかはわかりません。


もしかすると、喉に管を入れるのが難しいと判断され、呼吸が弱まるリスクたかく、全身麻酔が安全に行えないと判断されたのかもしれません。


少なくともいじわるで全身麻酔にしないという麻酔科医はいないとおもいますから、きちんと説明をされていないか、疑問におもっていても聞けなかったのではないでしょうか。


これではご本人も麻酔科医も不幸なだけです。


医療機関で医師に質問はしずらいというかたもいらっしゃると思いますが、もし麻酔科医の説明が不十分だったら、どうしてこの麻酔方法になったのかというのは、後々のことも考えて聞いた方がいいと思います。


ボクは日本人の奥ゆかしさは好きですが、このときばかりはアメリカ人になってください!!


というわけで、患者さんにとっても、麻酔科医の名誉(?)にとっても重要な事は、担当の麻酔科医にきちんと疑問点を聞くということです。ボクもきちんと説明するように努力しますから!!


⑤全身麻酔なのに起きちゃった?!


最後に、たま~に「前回の麻酔で全身麻酔なのに起きちゃったんですけど」という意見を聞きます。


ここまで読んで頂いた方ならお分かりだと思いますが、おそらくそれは、なんらかの鎮痛(下半身麻酔等)と「鎮静」だったのではないでしょうか?


「全身麻酔」と違って、「鎮静」は眠るけど呼吸が止まらないような量で使用します。この量は年齢や体重以外にも個人差があるので、眠りが浅い場合、体が揺さぶられたりする刺激で目が覚める事があります。


しかし、③で説明した通り、目覚めても手術中の鎮痛は下半身麻酔等の別の方法で行われているはずなので、大丈夫です!!


ただ目が覚めちゃったら、「まだ手術中なので、また眠る薬を追加しますね~」といって寝て頂くだけです。



「アウェイク」という術中覚醒(全身麻酔中に起きている事)をテーマにした映画があり、それで不安に思っている方ももしかしたらいるかもしれません。


たしかに、超スーパー稀ですが「術中覚醒」という出来事は知られています。


しかし、ほとんどの全身麻酔はみなさん「一瞬だった」「いつのまにか終わってた」「5~10分くらいしかたってないとおもった」など、眠っているあいだに手術がおわり、目が覚めますから大丈夫です!!



⑥最後に


どうでしょうか。長くなりましたが、少し麻酔に対する不安感が減りましたか?もしかして逆に不安になっちゃいましたか?(汗)


何にでも例外はあります。下半身麻酔より血圧や心臓に負担の少ない「全身麻酔」もあり得ますが、大体は正しい事を書いたつもりです。


これから手術を予定されており、麻酔に不安を感じている患者さんに少しでも役に立てたら嬉しいです。


御意見・御感想・御指摘はメールフォームからいただければ幸いです。



のりのり麻酔科医








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コメント

Secret

のりのり先生、そういえば私の知り合いにも親知らずを全身麻酔で抜いた人がいたんだけど、気管挿管を口から入れて、歯を抜く⁇どうやって⁇

「鎮静」

全身麻酔のミステリーが解けました。一般人は、全身麻酔を誤解している人、多いと思います。
次回(再来週)の心カテ検査は「鎮静」でやってもらいたいな~。心カテは痛くないけど、前回は手首からやってもらったら、気のせいか、カテーテルが通る感じがして、不気味だったんですよ。
のりのり先生、心カテ検査を「鎮静」でやることって、ありますか?(あっ、そうすると、同時に尿道カテーテルも必須なのかしら・・・それは、いやだわ。)

No title

こんにちは。

とても詳しい説明、ありがとうございます。
私は全身麻酔でしたが(乳癌です)上半身の場合は、どっちみち覚醒していることは無理なんですね。
本当は手術中の様子を見ていたい性分なんです。

もし今度下半身の手術をするとしたら、下半身麻酔で鎮静無しでしてもらいたいくらいです。
でも駄目でしょうね^^

それにしても、麻酔科医というのは凄いと思いましたよ。
終わった途端にきちんと目が覚めるんですものね。
私は手術室を出て、まだストレッチャーが止まってない時に目覚めました。
それから喉の管を取ってもらいました。
すぐには声が出ないんですね。

眠っている間の時間の感覚は全くありませんでした。
「あれ?終わったの?」という感じです^^

うわぁ~☆!!

のりのり先生~コンニチわんだふるぅーッ(^O^)/♪!!☆☆☆


今日はぁ~昨日に比べて2度くらい低い山口県に生息してますコハルですよぉ~(-_-メそれでも、かなり暑いです!!…




麻酔のお話(=^▽^=)なかなかこんな具体的なご説明を聞く場所がないのでぇ~とても勉強になります!!☆♪




のりのり先生~の言われる通りに、余計なことはぁ~しないと言うのが、本当にそうだなぁ~と、思います(*^_^*)♪☆



まえに歯医者さんに行った時も、出来るだけ歯を削らない!!ことを一番に考えてましたネェ~♪!!


でも麻酔があるからぁ~手術にしても出来るんですよネェ~(((゜д゜;)))もし、麻酔が無かったら???




大変なことですよネェ~!!♪☆


今日ものりのり先生~のおかげでぇ~少しだけ賢くなれた気がしたコハルですよぉ~o(^▽^)o♪!!♪

No title

眠る=全身麻酔、と思ってる人が多そうですよね。
そういう私もイマイチ分かってなかったのですが、なるほど・・勉強になりました。

私自身は「鎮静」の経験はあります。
やる前は「ずっと目覚めなかったらどうしよう・・」とかバカバカしい
不安に襲われたんですけどw
結局は深い眠りに落ちる事は無く目は開いてました。
でもずーーーっと見てたはずなのにやっぱり完全に覚醒してから思い返すと
記憶が抜けてるんですよねぇ。時間の経過もよく分からないし、何とも不思議な感覚でした。


はじめまして!

先生こんにちわ!
私の娘は麻酔科医です。麻酔と言うものはナンと神秘的な世界…
来月私はその神秘的な世界を初体験するのです☆
娘は仕事ではバンバン麻酔かけているのに いざ母親が…となると どんな人がかけるのか? 気になるみたいです(笑)

知らなかった

何度か手術を受けていますが、すべて「全身麻酔」だと思っていました。
「鎮静」という存在を知らなかったからです。

とても、勉強になりました。

きっと、何度かは「鎮静」だったのだと思います。
だって、レスピレーターの感覚が無いから…。

12時間だろうが、1時間だろうが、どちらも一瞬眠った っていう感覚でしかありませんでした。
すごい事ですよね!!

局所麻酔で、1回目の注射が全く効かず、2本目を追加された経験があるのですが、(痛い!痛い!いた~いと叫びましたよ(涙))
量が足りない のか、打つ場所が悪いのか、どちらなんでしょうかね?
ちなみに、麻酔科の先生ではありませんでしたが。

awake手術はとても興味があるのですが、痛みに対する麻酔と眠らす麻酔が別の薬剤だという事なんですよね!?

にしさんへ

>にしさん
いつもコメントありがとうございます!!返信遅れてすみません!

> のりのり先生、そういえば私の知り合いにも親知らずを全身麻酔で抜いた人がいたんだけど、気管挿管を口から入れて、歯を抜く⁇どうやって⁇

もちろん施設や歯医者・口腔外科の先生によって違いはあるとおもいますが、一般的には・・・

何らかの理由でじっとできない人や、切開が大きかったり、痛みがつよい、処置する歯が多い、時間が長くなる・・・など局所麻酔での抜歯が困難な場合、抜歯を全身麻酔で行う場合があります。

外科の先生が邪魔でないなら、口から挿管して、処置をしない側に管を寄せて固定します。普通は邪魔になることが多いので、鼻から挿管「経鼻挿管(けいびそうかん)という」して、手技の邪魔にならないようにします。

管の入れ方は、口が普通に開く人だったら通常通り器具で口を大きく開けて喉の奥を見ながら、鼻から入れて喉に出てきた管を気管に誘導して入れます。

もちろん患者さんが眠ったあとですから、本人は入れられるのはわかりませんよ♪



カルメンさんへ

>カルメンさん
いつもコメントありがとうございます!!

すこしでもお役に立てたのなら良かったです!

ボクの病院の心カテをやっている先生に聞いたら、ふつうは鎮静をしていないと言っていました。

なぜかときくと、カテ中に鎮静がかかりすぎて、呼吸が抑制されたりしたときに、対応できないからだそうです。

たしかに、カテをやっている先生にはカテに集中して欲しいですもんね(汗)

麻酔科がカテ室に出張麻酔する病院もあると聞きます。

割と心臓内科の友人が多いので、心カテ中に鎮静をしているかどうか今聞いています。また解ったらお知らせしますね♪

まみこさんへ

>まみこさん
いつもコメントありがとうございます!!

> こんにちは。

こんにちは〜♪

> とても詳しい説明、ありがとうございます。

とんでもありません♪すこしでもお役に立てたのなら嬉しいです!

> 私は全身麻酔でしたが(乳癌です)上半身の場合は、どっちみち覚醒していることは無理なんですね。

そうですねぇ・・・眼科の手術や、手の手術なら、上半身でも覚醒していることが可能なものもあります(笑)。

> 本当は手術中の様子を見ていたい性分なんです。
> もし今度下半身の手術をするとしたら、下半身麻酔で鎮静無しでしてもらいたいくらいです。
> でも駄目でしょうね^^

う〜ん・・・実は「寝たくない」という御希望で、手術に影響がないなら鎮静を行わないこともあります。

ただ・・・ボクだったら眠ってたいですけど(笑)やっぱり音が聞こえたらイヤかな・・・

男性の方がこういうとき臆病かもしれませんね(汗)

> それにしても、麻酔科医というのは凄いと思いましたよ。
> 終わった途端にきちんと目が覚めるんですものね。
> 私は手術室を出て、まだストレッチャーが止まってない時に目覚めました。
> それから喉の管を取ってもらいました。
> すぐには声が出ないんですね。

ありがとうございます!!麻酔薬も日々良くなっています♪

> 眠っている間の時間の感覚は全くありませんでした。
> 「あれ?終わったの?」という感じです^^

多くのかたがそういう感想をもたれます(笑)ボクとしても、手術が終わった後にそういってもらえると、嬉しいです!

ただ、全身状態や元々の合併症のために、安全のため術後の鎮痛が十分に行いずらいときもあります。

こういうときはキズの痛みに注意がいくので、後で聞いても「ただ痛かった」と言われ、辛い思いをさせてしまったなぁ・・・と思います(泣)

でも・・・「全身麻酔が終わった後に患者さんが言った一言ベスト3」をあげると、

第1位「気持ちよかった〜」:極めて稀ですが、本当にこう言った方がいました!!(笑)
第2位「よく寝た〜」:非常に穏やかな目覚めでした(笑)
第3位「もう終わったの?!」:「もう終わっちゃったんですよ!!」と得意げに言っちゃいます♪

こんな感じです(笑)

コハルさんへ

>コハルさん
いつもコメントありがとうございます!!

勉強になったと言って頂けて嬉しいです!!

最近麻酔の雑誌で、麻酔ががまだ発達していない時代の話を読みましたが・・・きついですよ(汗)

自分で言うのもなんですが、この時代に生まれてよかったです★

これからもなるべくわかりやすい麻酔のお話をしていきますね♪

桜子さんへ

>桜子さん
いつもコメントありがとうございます!!

> 眠る=全身麻酔、と思ってる人が多そうですよね。
> そういう私もイマイチ分かってなかったのですが、なるほど・・勉強になりました。

そう言って頂けるとうれしいです♪ありがとうございます!!

> 私自身は「鎮静」の経験はあります。
> やる前は「ずっと目覚めなかったらどうしよう・・」とかバカバカしい
> 不安に襲われたんですけどw

いやあ、実は・・結構「眠ってしまう」事が怖いという声を聞くんです(汗)

こういうコメントをいただけて嬉しいです。きっとそういう人の不安を和らげてくれるとおもいます!!

> 結局は深い眠りに落ちる事は無く目は開いてました。
> でもずーーーっと見てたはずなのにやっぱり完全に覚醒してから思い返すと
> 記憶が抜けてるんですよねぇ。時間の経過もよく分からないし、何とも不思議な感覚でした。

あれ〜(汗)眠ってなかったんですかね?!・・・

でも、記憶が抜けていたってことは、少しは眠っていたんですかね(笑)

桜子さんの状況は解りませんが、たしかにたまに、鎮静がかかって手術中はすごく気持ち良さそうにグーグー寝ていたのに、

鎮静やめて起きてもらうと、「ずっと起きていましたよ!」って方がいるんです。

もしかするとそう言う方は、桜子さんみたいな感覚なのかもしれませんねっ!!

勉強になりました★


まりりんさんへ

>まりりんさん
はじめまして!!コメント投稿ありがとうございます!

> 先生こんにちわ!

こんにちわ!!

> 私の娘は麻酔科医です。麻酔と言うものはナンと神秘的な世界…

なんと!!娘さんが麻酔科医なのですね?!

な・・なんかはずかしいなぁ(照)

> 来月私はその神秘的な世界を初体験するのです☆

手術予定なのですね!!無事に手術を終えられる事を心から祈っています。

> 娘は仕事ではバンバン麻酔かけているのに いざ母親が…となると どんな人がかけるのか? 気になるみたいです(笑)

それは当然ですよ(笑)医師だからこそ気になる事もあるかもしれませんしね。娘さんの言う事は聞いてくださいね(笑)


もし余裕があれば、手術がおわったらまたコメントを頂ければ幸いです☆

はっぱさんへ

>はっぱさん
いつもコメントありがとうございます!!

> 何度か手術を受けていますが、すべて「全身麻酔」だと思っていました。
> 「鎮静」という存在を知らなかったからです。
> とても、勉強になりました。

少しでもお役に立てたなら嬉しいです♪

> きっと、何度かは「鎮静」だったのだと思います。
> だって、レスピレーターの感覚が無いから…。
> 12時間だろうが、1時間だろうが、どちらも一瞬眠った っていう感覚でしかありませんでした。
> すごい事ですよね!!

ボクも毎日、麻酔薬ってすごいな・・・と思ってます(笑)
12時間はさすがに・・・全身麻酔でしょうね!!

> 局所麻酔で、1回目の注射が全く効かず、2本目を追加された経験があるのですが、(痛い!痛い!いた~いと叫びましたよ(涙))
> 量が足りない のか、打つ場所が悪いのか、どちらなんでしょうかね?
> ちなみに、麻酔科の先生ではありませんでしたが。

なかなかその場所にいないとなんとも言えないんですが、

コレは下半身麻酔ですかね?神経ブロックでしょうか?

下半身麻酔の場合は、患者さんによっては麻酔薬の広がりが悪いのか手技が悪いのか解りませんが、なかなか聞かない人もいます・・・

ですが、ふつうはちゃんと聞いていなければやり直したり、別の麻酔の方法に切り替えるので、基本的には大丈夫なんですが・・・

> awake手術はとても興味があるのですが、痛みに対する麻酔と眠らす麻酔が別の薬剤だという事なんですよね!?

そうです。基本的にはそうおもっていただいて結構です!!

心カテと「鎮静」

のりのり先生、心カテ時の「鎮静」について、御回答ありがとうございます。見も知らない私の質問に、ていねいな回答してくださって、本当に感謝です。
既に2度検査をやっているので分かるのですが、心カテ自体はからだに負担が少なく、痛みも無いので、通常は麻酔が不要なことは納得できます。特別な問題がある患者さんに対応する際のみ、麻酔医を検査チームに参加要請してくださるのでしょうね、きっと。

色々、経験してるけれど

先生、確かに12時間は全身麻酔でした!

局所麻酔が1発で効かなかったのは、アンギオの時、動脈に打った時だったんです。
大学病院で若い先生だったから、
…あなたがカテーテル入れるの…って、恐怖でした。

以前、
「神経ブロックも選択肢」と言われた事があり、震え上がりました。
超痛そうだし。
~なら痛いのガマンしよ~かな~なんて。
結局、未だ神経ブロックは未経験です。

カルメンさんへ

>カルメンさん
いつもコメントありがとうございます!!

> のりのり先生、心カテ時の「鎮静」について、御回答ありがとうございます。見も知らない私の質問に、ていねいな回答してくださって、本当に感謝です。
> 既に2度検査をやっているので分かるのですが、心カテ自体はからだに負担が少なく、痛みも無いので、通常は麻酔が不要なことは納得できます。特別な問題がある患者さんに対応する際のみ、麻酔医を検査チームに参加要請してくださるのでしょうね、きっと。

あの後友人を通じて別の3施設の状況を聞きましたが、いずれも鎮静はしないそうです。

理由は、「カテ中の症状観察も重要だから」だそうです。また、鎮静が必要な(じっと出来ない)人はカテーテル検査の適応にならないようです。・・・たしかに。
鎮静されているのは緊急カテーテルですでに挿管されている人のようですね。

おしっこの管は、いずれの施設も大腿動脈穿刺(ソケイ部)の場合は入れるようです。

ボクも勉強になりました!!ありがとうございました!

はっぱさんへ

>はっぱさん
いつもコメントありがとうございます!!

> 先生、確かに12時間は全身麻酔でした!
> 局所麻酔が1発で効かなかったのは、アンギオの時、動脈に打った時だったんです。
> 大学病院で若い先生だったから、
> …あなたがカテーテル入れるの…って、恐怖でした。

・・・やっぱり医者にはある程度貫禄が必要ですね(笑)

逆にベテランなのに童顔の先生は苦労されているようです(汗)

「お若いですね」って言われたりすると気になるみたいですよ(笑)

「こうみえても結構(年)いってますから!!」っていつも言うという女医さんがいて、爆笑しました(笑)

> 以前、
> 「神経ブロックも選択肢」と言われた事があり、震え上がりました。
> 超痛そうだし。
> ~なら痛いのガマンしよ~かな~なんて。
> 結局、未だ神経ブロックは未経験です。

覚醒しているか眠っているかでも大きく違いますし、ブロックの種類や施行方法によっても痛みは違うと思いますが、たしかに「神経ブロック」って神経に注射するみたいで痛そうな言葉ですよね!!

先生、教えてぇー

のりのり先生、こんにちは!

去年、全身麻酔で手術しました。

すぐに意識をなくして、気付いたのは「○○さん、終わったよー」「終わったからねー」と、たくさんの先生達が私の周りで呼び起こしている声で目が覚めました。

そこで疑問

先生達はいつから私を呼んでた

それとも呼んだらすぐに起きるのかな?

手術時間は三時間でした。

りんさんへ

>りんさん
いつもコメントありがとうございます!!

> のりのり先生、こんにちは!

こんにちは〜♪

> 去年、全身麻酔で手術しました。
> すぐに意識をなくして、気付いたのは「○○さん、終わったよー」「終わったからねー」と、たくさんの先生達が私の周りで呼び起こしている声で目が覚めました。
> そこで疑問
> 先生達はいつから私を呼んでた
> それとも呼んだらすぐに起きるのかな?
> 手術時間は三時間でした。

うう〜ん・・・それは状況によって違うからわかんないですね〜(汗)

麻酔がしっかり覚めてないうちから呼んじゃうこともあるし、声をかけたら目を覚ますだけ!ってくらい読んだらすぐに起きる事もあるので・・・

実際にその麻酔を担当している医師にはよくわかるんですけどね〜(汗)一概にはなんとも言えません!!

ごめんなさい(泣)

教えてください。

鼠径ヘルニアの予定手術ですが、
腰椎麻酔を採用する病院と全身麻酔を採用する病院があります。
自分としては、ランゲリンマスクを使う全身麻酔が良いと思うのですが
嘔吐による誤嚥リスクという観点から無理なんでしょうか?。
気管内挿管による全身麻酔は、
記憶が残らないから快適だったような気がするだけかと。
また、腰椎麻酔は、
髄液の漏出による吐き気と頭痛+尿路カテーテルによる苦痛が気になります。
手術を受けるんだから、贅沢なことを言うなと言われそうですが、
鼠径ヘルニアていどの手術には、それに見合った麻酔方法があっても良いような気がします。
筋弛緩剤の使用で手術の安全性が高まるのは理解できますが、
挿管時の力技と自発呼吸・人工呼吸 切替え時の苦痛を想像すると夜も眠れません。
この臆病者に明るい前途を示していただけると幸いです。

臆病な患者さんへ

>臆病な患者さん
初コメントありがとうございます!!

> 鼠径ヘルニアの予定手術ですが、
> 腰椎麻酔を採用する病院と全身麻酔を採用する病院があります。
> 自分としては、ランゲリンマスクを使う全身麻酔が良いと思うのですが
> 嘔吐による誤嚥リスクという観点から無理なんでしょうか?。
> 気管内挿管による全身麻酔は、
> 記憶が残らないから快適だったような気がするだけかと。
> また、腰椎麻酔は、
> 髄液の漏出による吐き気と頭痛+尿路カテーテルによる苦痛が気になります。
> 手術を受けるんだから、贅沢なことを言うなと言われそうですが、
> 鼠径ヘルニアていどの手術には、それに見合った麻酔方法があっても良いような気がします。
> 筋弛緩剤の使用で手術の安全性が高まるのは理解できますが、
> 挿管時の力技と自発呼吸・人工呼吸 切替え時の苦痛を想像すると夜も眠れません。
> この臆病者に明るい前途を示していただけると幸いです。

鼠径ヘルニアの手術を控えてらっしゃるんですね。

手術もそうですが、麻酔も十分怖いですよね・・・(汗)

みなさん当然そう思われるので、臆病では無いと思いますよ。


実は・・・大変申し訳ない事に、麻酔方法は同じ術式でもその患者さんの状態や基礎疾患などによって変わるので、実際に診察をしないと責任あるお話しはできないので、一般論でしかお答えできないのですが・・・

おそらく頂いたコメントの内容をボクなりにまとめると、

(1)鼠径ヘルニアの手術を予定している
(2)予定している麻酔方法は、「腰椎麻酔」か気管挿管が必要な(筋弛緩薬を用いた)「全身麻酔」になると言われている
(3)腰椎麻酔は頭痛の合併症と尿道カテーテルがきつそう
(4)気管挿管が必要な全身麻酔は、管をいれられる刺激と、人工呼吸器にのせられるときに苦痛を感じそうできつそう
(5)できたらラリンジアルマスクによる自発呼吸を保った全身麻酔がいい


っということかな、と思いました。ちがったらゴメンナサイ・・・(汗)


一般的に、「全身麻酔」→寝ている間に終わる、「腰椎麻酔」→背中に注射される

というイメージなので、全身麻酔を希望される患者さんが多いと思います。

実際に、術前回診に行き「予定している麻酔は腰に注射する下半身麻酔です」と説明すると、「全身麻酔に出来ませんか?」と患者さんにいわれる事がしばしばあります。

しかし、麻酔科医的には、腰椎麻酔でできる手術は”あえて”全身麻酔でやらなくてもいいと考えます。(腰椎麻酔自体がなにかの理由で出来ない場合は除きます)

なぜなら、基本的には全身麻酔も腰椎麻酔も安全に行える麻酔ですが、全身麻酔によって気道確保(気管挿管やラリンジアルマスクによる)が必要になるということは、ほんのわずかですが、「換気困難」や「挿管困難」という致死的な合併症が発生する可能性が生じるからです。ほんのわずかですが。

こんな事をいうと余計全身麻酔がこわくなっちゃうかもしれませんが(汗)、そういう理由で腰椎麻酔でできる手術はあえて全身麻酔にしなくてもいいと思います。


また、いざ全身麻酔になった場合(ふつうは安全ですから大丈夫ですよ!!(汗))、しっかり眠った後にラリンジアルマスクや挿管チューブを挿入しますし、人工呼吸器につないだときもすっかり眠ったあとなので、通常は苦痛は感じませんので心配要りません。喉に管をいれるので、抜管時にむせてきつかったり、術後に2〜3日喉の痛みや違和感があることはあります。

患者さんから「ラリンジアルマスクで全身麻酔してください」とは言いづらいと思いますから、もし挿管がどうしても抵抗あるならその旨を担当の先生に申し出てはいかがでしょうか。不安なことを話してみることで、以外と楽になれることもあるかと思います。


余計不安を助長してしまったらゴメンナサイ(泣)無事に手術をうけられますよう応援してます。

またコメントを頂ければ幸いです。

ご教示ありがとうございました。

早速 コメントしていただき、ありがとうございました。
私は、両側の鼠径ヘルニアで手術時間は約2時間。
某私立総合病院は、全身麻酔で1泊2日。
某大学病院は、腰椎麻酔で3泊4日とか。
某私立総合病院は、
8:00 入院受付に書類提出
8:20 HCUに行き手術の準備
9:00 手術開始
ということで、麻酔の先生には手術直前のご挨拶になります。
まあ、執刀医の先生とも外来で10分弱お話ししただけですが。
某大学病院は、たぶん
前日の午後に入院して検査と説明があり、
尿路カテーテルが取れた翌日午前に退院というスケジュールかと。

手術に際しては、先ずは生命の安全、次に重篤な合併症の回避が重要視されるかと思います。
筋弛緩薬が効いている状態で挿管困難となれば気管切開・・。
可能性を考えればキリがありませんよね。
少し遠いんですが、
短期入院手術を専門とする個人病院で、
ラリンゲルマスクによる麻酔をしてくれるところがあるので、
それも含めて もう少し考えてみるつもりです。
できれば・・、今後も、アドバイスいただければ幸いです。

初めまして^ - ^

のりのり麻酔科医様、初めてコメント致します。
数日前、偶然見つけたのりのりさんのブログにハマってしまってます(*^_^*)
お医者さんが患者や病院の事など書いているブログがたくさん存在している事さえ知らなかった上、先生のざっくばらんでフレンドリーな内容が衝撃的です!
ランキングに載っている他のお医者さんのブログも読んでみましたが、のりのり先生のが群を抜いて面白いです!(なんで1位じゃないの⁈)
特にアルパカとお笑い芸人ネタは死ぬ程笑いました( ꈨຶ ˙̫̮ ꈨຶ )
最近はお忙しいのか、更新が以前ほどされてはいませんが、このままフェードアウトだけはされませんように祈るばかりです(>人<;)
これからコメントさせて頂きますね(*^_^*)
ところで、のりのり先生は、実際病院でもこのノリなんですか⁇病院でもというのは、つまり病院の患者さんと接する時も、と言う意味です。ブログ上はフランクなのに、患者さんの前ではクールで真面目でとっつきにくい普通に医者だったりしますか?このままなら、日本の医療現場にも希望あり!です〜♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

臆病な患者さんへ

>臆病な患者さん
再びコメントありがとうございます!!お返事遅れてすみません!(泣)

> 早速 コメントしていただき、ありがとうございました。
> 私は、両側の鼠径ヘルニアで手術時間は約2時間。
> 某私立総合病院は、全身麻酔で1泊2日。
> 某大学病院は、腰椎麻酔で3泊4日とか。
> 某私立総合病院は、
> 8:00 入院受付に書類提出
> 8:20 HCUに行き手術の準備
> 9:00 手術開始
> ということで、麻酔の先生には手術直前のご挨拶になります。
> まあ、執刀医の先生とも外来で10分弱お話ししただけですが。
> 某大学病院は、たぶん
> 前日の午後に入院して検査と説明があり、
> 尿路カテーテルが取れた翌日午前に退院というスケジュールかと。
>
> 手術に際しては、先ずは生命の安全、次に重篤な合併症の回避が重要視されるかと思います。
> 筋弛緩薬が効いている状態で挿管困難となれば気管切開・・。
> 可能性を考えればキリがありませんよね。
> 少し遠いんですが、
> 短期入院手術を専門とする個人病院で、
> ラリンゲルマスクによる麻酔をしてくれるところがあるので、
> それも含めて もう少し考えてみるつもりです。
> できれば・・、今後も、アドバイスいただければ幸いです。

そうですか、色々調べてらっしゃるんですね☆

一般的な麻酔の考え方や麻酔科医の意見でよければいつでもお返事いたしますので、参考にしてください♪

ビビりっ子さんへ

>ビビりっ子さん
初コメントありがとうございます!!お返事遅れてすみません!(泣)

> のりのり麻酔科医様、初めてコメント致します。
> 数日前、偶然見つけたのりのりさんのブログにハマってしまってます(*^_^*)
> お医者さんが患者や病院の事など書いているブログがたくさん存在している事さえ知らなかった上、先生のざっくばらんでフレンドリーな内容が衝撃的です!
> ランキングに載っている他のお医者さんのブログも読んでみましたが、のりのり先生のが群を抜いて面白いです!(なんで1位じゃないの⁈)
> 特にアルパカとお笑い芸人ネタは死ぬ程笑いました( ꈨຶ ˙̫̮ ꈨຶ )
> 最近はお忙しいのか、更新が以前ほどされてはいませんが、このままフェードアウトだけはされませんように祈るばかりです(>人<;)
> これからコメントさせて頂きますね(*^_^*)

過去記事も読んでくださったんですね!!(泣)ありがとうございます!嬉しいです♪

いつの日か1位になれる日を夢見てがんばりますね(笑)

> ところで、のりのり先生は、実際病院でもこのノリなんですか⁇病院でもというのは、つまり病院の患者さんと接する時も、と言う意味です。ブログ上はフランクなのに、患者さんの前ではクールで真面目でとっつきにくい普通に医者だったりしますか?このままなら、日本の医療現場にも希望あり!です〜♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪

あんまり「のりのり」だと患者さんに心配をかけちゃうので、患者さんに接するときは基本真面目です。

真面目ですが、真面目な口調のまま許される範囲内でふざけてます(笑)

「息を大きく吸ってください・・・吐いてください・・・はい、それが深呼吸ですね〜♪(このときはもう寝てる)」という具合です。


よかったらまた遊びにきてくださいね♪





臆病な患者さんへ

>臆病な患者さん
いつもコメントありがとうございます!!

> のりのり先生 今晩は。
> いろいろ迷いましたが、個人病院に決めました。
> でも、予約がいっぱいで、手術は6週間先になるとか。
> みなさん、考えることは同じなんでしょうね。
> この病院の推奨日程は、前日入院の全身麻酔で3泊4日です。
> 某私立総合病院が、全身麻酔で1泊2日というのより安心かも。
> 日帰り手術が多くなってるとはいっても、
> ある程度の要望を聞いてくれて、しかも安心できる術後管理を
> してくれる病院というのが、患者のニーズなんでしょう。
> 大きな病院では、研修医の育成もしなければいけないので、
> 比較的簡単な手術の患者には、その点も気になります。
> それと、医療行為については全て医師の裁量で決める、
> ただし、リスクはあるので、手術前の十分な説明もないまま、
> リスクを列挙した承諾書を取り付けるという姿勢もどうかと。
> 米国では、医師の過去の実績とそれに対する評価を
> インターネットで確認できるというはなしも聞きました。
> 最新の機械設備と先端の知識・技術を期待する多くの患者が
> 大病院に押し寄せている現状では難しいのかもしれませんが、
> 商品の価値を明確に把握したうえで商品を購入できるようになると
> いいなあ。。と思う今日この頃です。

たくさん調べられた結果、ご自分の考えに合った病院が見つかったんですね。

たしかに病院を選ぶための材料が、患者さんには不足しているんでしょうね。

ただ、質の高い医療を提供している病院と、患者さんに人気のある病院が一致するとは限らないので、どの病院でも一定の質の高い医療を受けられると患者さんが思ってくれる世の中が理想ですけどね☆難しいですよね(汗)

ありがとうございました

丁寧なアドバイスをいただき、ありがとうございました。

自由化が困難な領域なんでしょうね。
商品価値に見合った価格が設定されることになれば、
そこは 自由診療の世界。
保険診療は廃れざるをえないでしょう。

実は、私、手術が6週間先になったことで ホッとしてます。
4・5日先に手術日が設定された方々のストレスを思うと、
なんとか ならないもんだろうか、と思います。
やっぱり、 臆病な患者 なんです。

臆病な患者さんへ

>臆病な患者さん
いつもコメントありがとうございます!!

> 丁寧なアドバイスをいただき、ありがとうございました。

とんでもありません!!こちらこそ貴重なご意見を聞かせて頂き、勉強になりました!

> 自由化が困難な領域なんでしょうね。
> 商品価値に見合った価格が設定されることになれば、
> そこは 自由診療の世界。
> 保険診療は廃れざるをえないでしょう。

そうですね。医療は、治療の内容によっては患者さんの嫌がる事もしなくてはいけないので(生活指導、絶飲食、重症患者を優先してみる、など)、いわゆる「商売」や「サービス」とも違う部分があるため、自由化や競争によって質を高くするといったことが向いていない部門だとも考えられると思います。

> 実は、私、手術が6週間先になったことで ホッとしてます。
> 4・5日先に手術日が設定された方々のストレスを思うと、
> なんとか ならないもんだろうか、と思います。
> やっぱり、 臆病な患者 なんです。

きっと誰しも手術が近づくとそれなりにストレスを感じると思います(汗)

臆病で当然じゃないかな〜・・・なんて思いますよ☆

応援しています。また時間があったらあそびに来てください♪


のりのり先生はじめまして。

足首を骨折してしまい、手術をしたものです。
全身麻酔でした。

全身麻酔のあとの、のどの違和感は嫌です(涙)
三時間の手術でしたが、声はからから、痛みもつらかったです。
手術時間が短ければ、こののどの違和感は軽減するのですか?
この違和感さえなければ全身麻酔はすばらしいと思うのですが、なんとかならないですかね…(´・ω・`)

本題です(笑)

次は足にいれたプレートの抜釘があります。
今度は下半身麻酔だそうです。
下半身麻酔のほうが楽らしい。
ほんとうですか?
手術中、意識あるの耐えられないんですけど…わたし(涙)

このブログ読ませてもらいましたが、びびりなので鎮静ってすばらしいと感動しました。
いまは、下半身麻酔+鎮静が主流なのですか?
鎮静を希望しないとしてくれないのでしょうか?
鎮静をしてくれるなら、下半身麻酔余裕なきがします。
気菅そうかんもしないんでしょ。
すばらしいです!


全身麻酔って数秒でおちますが、鎮静も全身麻酔と同じように数秒でおちるのでしょうか?

わたしの全身麻酔は点滴からいれるやつでした。腕がぴりぴりしたなぁと思ったらおちてた(笑)
もう、眠たいとかの時限ではなかったです。

鎮静は眠たいってなるのですか?
鎮静のイメージはウトウトというかんじです。
ぜひ、教えてほしいです。

ところで鎮静って注射ですか?
点滴からいれるのですか?

ティンキーさんへ

>ティンキーさん
初コメントありがとうございます!!お返事遅れてすみません!(泣)

> のりのり先生はじめまして。

はじめまして〜♪

> 足首を骨折してしまい、手術をしたものです。
> 全身麻酔でした。

あれれ!!大変でしたね・・・(汗)

> 全身麻酔のあとの、のどの違和感は嫌です(涙)
> 三時間の手術でしたが、声はからから、痛みもつらかったです。
> 手術時間が短ければ、こののどの違和感は軽減するのですか?
> この違和感さえなければ全身麻酔はすばらしいと思うのですが、なんとかならないですかね…(´・ω・`)

たぶん、気管に挿管チューブという管を入れたんだと思います。

チューブを入れるときや入れる事自体によって声帯に加わる刺激だったり、喉頭鏡という器具による咽喉頭の刺激だったり、チューブについている「カフ」という風船による刺激だったり、挿管後の喉の痛みの原因は複合的なのでなんともいえませんが、なるべくそういうことが起こらないようにみんな気をつけてやってはいるんですよね・・・すみません(泣)シクシク・・・


> 本題です(笑)
>
> 次は足にいれたプレートの抜釘があります。
> 今度は下半身麻酔だそうです。
> 下半身麻酔のほうが楽らしい。
> ほんとうですか?
> 手術中、意識あるの耐えられないんですけど…わたし(涙)
> このブログ読ませてもらいましたが、びびりなので鎮静ってすばらしいと感動しました。
> いまは、下半身麻酔+鎮静が主流なのですか?
> 鎮静を希望しないとしてくれないのでしょうか?
> 鎮静をしてくれるなら、下半身麻酔余裕なきがします。
> 気菅そうかんもしないんでしょ。
> すばらしいです!
> 全身麻酔って数秒でおちますが、鎮静も全身麻酔と同じように数秒でおちるのでしょうか?
> わたしの全身麻酔は点滴からいれるやつでした。腕がぴりぴりしたなぁと思ったらおちてた(笑)
> もう、眠たいとかの時限ではなかったです。
> 鎮静は眠たいってなるのですか?
> 鎮静のイメージはウトウトというかんじです。
> ぜひ、教えてほしいです。

実際に診察をしたり、患者さんの情報や手術の情報がないとなんともいえませんが、一般的な話しで言うと・・・

下半身麻酔の手術でも、ほとんどの予定手術の場合は「鎮静」を併用すると思います。
音が聴こえたりするとご不安でしょうから!!(汗)


全身麻酔より下半身麻酔が楽・・・とは一概には言えません。

下半身麻酔は局所麻酔薬を用いて区域的に麻酔をするので、薬の種類が少なく、呼吸機能を低下させずに手術ができるメリットがありますが背中に注射をするので、それがデメリットとも言えます。

全身麻酔は眠っている間に手術がおわってしまいますが、呼吸機能が落ちるので呼吸を助ける処置が必要だし、その際起きうる合併症も無視できません(ティンキーさんが経験された咽頭痛も含めて)。薬の量や種類も下半身麻酔より多くなります。

いまは・・・というより、患者さんの状態や手術の方法、体位など総合的に考えて、もっとも安全かつ快適に手術を受けて頂けるように麻酔方法を考えます。

「鎮静」も基本は眠っているので、全身麻酔と変わらなかったという人もいますが、薬の種類によってはまさに「ウトウト」というものもあります。また、爆睡していても途中で眠りが浅くなって起きる事があるので、そこがやっぱり全身麻酔と違うところです。この場合でも下半身麻酔が効いていれば、痛みはないので、眠る薬を追加されてまた寝てしまう事でしょう。

> ところで鎮静って注射ですか?
> 点滴からいれるのですか?

術前から筋肉注射で鎮静薬を打つこともありますが、術中に行う「鎮静」といったら、普通は点滴からいれる薬です。全身麻酔で使う薬と同じものを量を変えて使うことが多いです。

ばば〜っと打っちゃったので、まとまりがないお返事になってしまったかもしれません(汗)

また今度「鎮静」をテーマにした記事を書きますね♪コメントありがとうございました!!

のりのり先生教えて下さい

のりのり先生こんにちは。人生初めての初コメです。(ドキドキ)私は6月に腰椎麻酔で子宮内膜アブレーションという手術を受けます。婦人科の先生に『手術中、聞こえるんですよね。』と聞くと、先生は『そうやね。しゃべらんようにしよか、ハハハ…iPodでも聞いとく?』みたいな感じだったのですが、もしかして、手術時間が短いから、鎮静はしないと言うことでしょうか?
そうだとしても、やっぱり聞こえるのイヤだなぁー。
腰椎麻酔で検索していて、先生のブログを見つけました。私のツボにはまり、過去ブログも読ませていただきました。
最近は仕事がノリノリで更新する時間がないのですか?楽しみにしていますので、また更新して下さいね😊

こっこさんへ

>こっこさん
初コメントありがとうございます!!お返事遅れてすみません!(泣)

お返事をメールに送りました☆hotmailからのメールが受信できるようにしてくださると助かります御卯p

承認待ちコメント

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Keiさんへ

>Keiさん
コメントありがとうございます!!お返事遅れてすみません!(泣)

> 私は 抗不安薬のセパゾンを30年近く 服用している50代の女性です。
> 先日、胃の内視鏡検査を受け、(その日 セパゾンは服用していません)鎮静剤をうってもらったのですが・・・
> 寝るどころか 意識は最初から最後まで、はっきりしていていました。
> 検査が終わって 【アネキセート】という薬を 注射された瞬間から 急に具合が悪くなりました。
> 言葉で表現するのは 難しいのですが 経験したことのない 頭の中の嵐?が 起こり 自分はもうダメかと かなり不安になりました。
> 安定剤のセパゾンと 鎮静剤を覚醒させる薬が 私の体の中で ケンカしたのでしょうか?
> 将来 鎮静剤や麻酔など うけなければならないような場合に
> 医師に どのように 説明すべきか
> また 避けるべき薬とか ありましたら 詳しく教えていただけないでしょうか・・・
> その事があってから 歯医者の麻酔ですら 怖くなってしまって・・・・・
> 普段 安定剤などを服用している人の 鎮静剤や麻酔に対する 注意事項を 教えてください。
> 宜しくお願いいたします。 m(__)m

セパゾンの服用量や投与期間、胃の内視鏡の際に鎮静にどういった薬が使われたのか、などの情報がわからないと何とも言えませんが、一般的に言うと・・・

Keiさんが普段内服されている抗不安薬であるセパゾン(一般名:クロキサゾラム)はベンゾジアゼピン系のお薬ですので、

内視鏡のときに使用した鎮静薬もベンゾジアゼピン系だったため効きが悪かった可能性もあると思います。

おっしゃるとおり、アネキセート(一般名:フルマゼニル)というお薬はこのベンゾジアゼピンの拮抗薬なので、内視鏡中の鎮静薬(抗不安作用もある)が拮抗されてご気分が悪くなったのではないでしょうか?当日内服をしていないセパゾンがこのときどの程度体に残っているのかはわかりませんが、わりと長時間作用みたいなので、もしかしたらセパゾンの分も拮抗されてしまったかもしれませんね。

また同じような思いをされるのはイヤですよね(汗)

ボクが思いつくKeiさんに出来る事としては、受診時に「セパゾンを現在内服していて、胃の内視鏡中に鎮静をされた後アネキセートを使ったら気分が悪くなった」と医師に伝える・・・っということです。

内服状況や今までの病歴を参考にしながら麻酔をしますので。

まったく当たり前でなんの工夫もなくて申し訳ありませんが、事実を正しく伝えるのがシンプルで一番安全かと思われます。

お役に立てなかったらすみません(汗)

ありがとうございました。

お忙しい中 ご返事をいただきまして ありがとうございました。

待ち時間は長く 診察は数分・・という医療機関の現状。。。
私に内視鏡検査してくださった先生は、胃の内視鏡と並行して 外来の診察も同時こなしておられて、かなり忙しいのでしょう・・・
セパゾンの 長年の服用の事は 事前の診察時に話してあってのになぁ~f(^^;)です。

患者さんを早く覚醒させて 早く帰したい?のかな?(謎)
看護師さんにとっては、【アネキセート】を注射するといのは、
単に・・・ 誰にでもするルーティンの処置だったのでしょうね・・・

忙しすぎる医療現場において、こちらも必要事項は ちゃんと質問・相談をすべきだな・・と思いました。

ネットで たくさんのお医者様が のりのり先生のように
医療における疑問や質問を 受けてくださったら
お医者様と患者との垣根がなくなって 安心できるのに・・・と 思いました。

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